BMWは5月14日、フェイスリフトを実施した新型1シリーズを発表した。新たなエントリーグレード「118iスタンダード」は298万円という設定。昨年12月に299万円の「116iヤングライン」が300万円切りグレードとして設定されたが、それよりも装備充実ながらさらに1万円リーズナブルになった。

よりスポーティかつ洗練された内外装へ

内外装は、新世代のBMWデザインへと一新。新デザインのLEDヘッドライトが標準装備(※)となり、キドニーグリルもブラッシュしたほか、1シリーズ初のL字型リアコンビネーションライトやパンパー左右にリフレクター(反射板)を配置するといった変更によって、よりワイドで安定感のある佇まいを獲得している。

インテリアでは、センターパネルをマットブラック仕上げからハイグロスブラック仕上げに変更するとともにクロームインサートを追加するなど、上質感を高めた。iDriveナビゲーションシステムは全モデルに標準となる。

安全装備は、衝突回避・被害軽減ブレーキやレーン・ディパーチャー・ウォーニング、前車接近警告機能をパッケージとした「ドライビング・アシスト」を標準装備とした(※)。

※「118iスタンダード」を除く

「120i」は7ps、「M135i」は6psの出力アップ

ラインナップは、1.6リッター直4・直噴ターボ(最高出力136ps/最大トルク220Nm)を搭載する「118i」、出力違いの同エンジン(177ps/250Nm)を搭載する「120i」、そして3リッター直6・直噴ターボ(326ps/450Nm)を搭載するイメージリーダー「M135i」。

最高出力は従来モデルから「120i」が7ps、「M135i」が6ps向上されている。また、従来の「116i」は「118i」へと呼び名が変わった。

プレミアムコンパクト唯一のFR(後輪駆動)モデルとして独自の走り味を提供している1シリーズだが、次期型は2シリーズアクティブツアラーや次期X1などと同じくFFベースの「UKLプラットフォーム」を基に開発されていると言われる。FRの1シリーズは事実上、今回が最後となりそうだ。

グレードならびに価格

118i スタンダード=298万円
118i スポーツ=338万円
118i スタイル=338万円
118i Mスポーツ=358万円

120i スポーツ=397万円
120i スタイル=397万円
120i Mスポーツ=412万円

M135i=566万円